「大人だからこそ、小学校の算数を学び直したい。」
そんな方もいれば、
「何か面白い趣味を見つけたい。」
「少しでも成長につながるように、何か手を付けてみたい。」
と思っている方もいるのでは？
そんな大人の方にはぜひ「算数」を学ぶことをオススメします！
なぜか。
算数を学び直すメリット3選
「算数」をやり直すとなぜよいのか。大人の学び直し、そのメリットを3つほどご紹介します。
１．まず解けるから楽しい！
数学だとちょっと難しい。でも、算数なら、きっと誰でも解くことができます。誰もが習った足し算や引き算の考え方。そして、足し算や引き算での筆算。2桁以上を用いた掛け算の筆算など懐かしい計算もきっと多いはず。ちょっと復習すればだれもが解けるようになっている問題です。
もちろん、「忘れてしまった・・・。」という方もいるでしょう。でも、いくつか公式を見て問題を数問解いてみれば思い出せる解き方もきっとあるはず。問題を解いたら、答え合わせもしてみるとよいでしょう。慣れてきたら答え合わせはそれほどする必要もないと思います。合っているか間違っているかだけが算数の楽しみ方ではありません。まずは解くこと！子供のときに苦しんだ経験がある大人でも、最初に、たくさん問題が解く喜びをじっくりと味わうことでその記憶も薄まることでしょう。算数の楽しみ方は高い点数を取ることではなく、複数あってよいのです。
２．すべてのあらゆる分野や資格にもつながる！
例えば、「統計学を学んでみたい。」という方や「数学の学び直したい。」という方にも算数から学ぶことをオススメします。
文系で高校数学ⅡBを学んだことがないという人でも、どんな資格を取るにも算数の地盤を固めることで、そこに書かれている数式を読み解いていく上での壁を乗り越えやすくすることでしょう。
例えば、電験三種や電気工事士、証券アナリスト、気象予報士、中小企業診断士・・・などなど数えきれない資格では、数学が試験範囲に入っていますが、まずは算数から学び始めることで、「ちゃんと学ぶ」ことができるはずです。もちろん、点数だけをいかに最短で高めるかというテクニックだけ覚えていくのもテスト対策という意味では重要ですが、「なぜこうなるの？」とちょっと疑問に思って学習が止まってしまう方にとってみれば、きちんと学ぶことが長期的に学び続けるモチベーションにつながるはずです。
ただ、算数の問題が直接試験に出るわけではありません。算数を当たり前に活用して解く問題がたくさんあるというイメージですから、算数を学んだからといってすぐに点数が上がるかは少し疑問です。もちろん、試験問題を解く上では、選択式の問題から逆に値を入れてしまって、あてはまっているかなどの検算のテクニックにもつながると思います。
３．すぐに日常でも役立つ！
専門分野を学んでいくためには、少なくとも高校数学理系レベル、大学レベルの微分積分学などの数学が必要です。しかし、数学が高度になればなるほど、日常生活から遠くなってしまう＆抽象化によって何を学んでいるかわからず、あまり楽しめない人も多いかもしれません。
それに比べて、算数はすぐに役立ちます。
「98円の商品を10個買ったらいくらになるのか。」
計算方法は筆算で学ぶことができますが、筆算がちゃんとできるようになれば、暗算することにつながっていきます。大人ならお金の計算で、普段から算数を活用しているはずです。スーパーやコンビニでのお釣りの計算など使う場面はたくさんありますから。
そして、割り算を活用と、小数やパーセントをどう扱っていくかが「割合」の本質をつかんでいくことにつながります。降水確率の意味やギャンブルでの期待値の意味を理解することができたり、家計の中でも食費の割合をどのくらいにするかなどといったエンゲル係数なども当たり前のように「パーセント」で記述されています。
時間の計算や長さの計算などの単位の計算もそうですし、万や億などの大きな数の計算についても、グラフの読み取りや量の比較においての比の考え方など数えきれないくらい多くの役立つ分野が算数にはあります。
そして、社会人になってからの算数をやり直しことは、小学校のときの学びそのままでなくても構いません。決して、カリキュラム通りに学ばなくてもよいのです。自分の好きな分野から、好きなペースで学べるというのもとてもよいところ。
人によっては、毎日楽しむという方から、頭の体操やボケ防止などに週2、3回、1日15分だけ演習するというのも一つだと思います。
ぜひ、演習を解いていくことをプレッシャーに感じることなく、大人だからこその算数の楽しみ方を味わって頂けたのなら何よりです！
もし、一人で学び続けることがつらいという方は、もちろん、こちらのこちらで開催している無料で学べる数字トレーニング体験セミナーや、個別相談は行っているので、お気軽にご受講いただけたら何よりです。
＜文／堀口智之＞