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ワクチン接種における死亡率が0.003%で超安全だと思った件について

本日は、確率的思考のお話しです。

まず、こんなニュースが先日目に飛び込んできました。
Twitterでの画像の引用です。

引用:Twitterより

「ワクチン接種における死亡率が0.003%で非常にやばい。」

と。

もちろん、現時点でわかっている情報としての判断ですが、私の印象としては、全くやばくないどころかものすごい安全なワクチンです。しかも既に1億回以上の接種が世界で行われており、この数字に対する安全性はより強固なものになっていると思います。

 

0.003%は人が1日あたりに亡くなる平均確率と一緒

私は日ごろから様々な確率を追いかけ、確率について考えています。だから、確率を言われればその比較対象のものをある程度すぐに思いつくのですが、「0.003%」の確率とは、人が1日あたりに死亡する平均確率です。

3万日(1年365日×約80年)人は生きますので、そのうちに1回亡くなると考えれば、3万分の1です。もちろん平均なので、ずっと一律この確率というわけではありませんが、決して3万分の1が高くない確率であることは十分わかると思います。

もちろん、人はいつ死ぬかはわかりません。なので1日1日は貴重だと思いながら過ごす方は多いでしょう。しかし、自分が今日とか、明日もしかしたら・・・!となれば一気に現実味が無くなるのではないでしょうか。

コロナにかかれば日本人でも、1.7%程度の人が亡くなっています。これはワクチンの危険性に比べればなんと600倍です。桁違いです。

そもそも絶対に安全な選択肢は我々にはありません。コロナ感染をゼロにするのは難しいということはおそらく日本人全員がわかっているかと思います。経済とのバランスで考えたときに、どう集団免疫を獲得するかという道しか我々には残されていないのです。

メディアの特性上、ワクチンの安全性よりも、危険性を報道されることが続くかとは思いますが、「きっと安全だ!」という信念ではなく、「友達が受けていたから。」でもなく、数字を理解したを踏まえた上でワクチンを接種すると、よりよいでしょう。

このように、数字で判断できる数的思考力が身につくコンテンツを発信していきたいと思います。

※もちろん私自身はワクチンの専門家ではありませんし、長期的な影響等についても判断ができません。数字を多角的に判断するためにもいろいろな方のご意見を参考にすることをオススメします。

<文/堀口智之>