東京の新型コロナウイルス(COVID19)の感染者数がどのくらい増えていくのか。本日7月16日の感染者数が286名出たというニュースがありました。都内で確認された人数としては過去最大です。
ということで、未来を予測するためにグラフでの数字から簡単にわかる大胆な予想を考えます。
それは、6月20日から1週間毎に東京の感染者数が倍になっているのでは?という予想です。
6月20日 35名(およそ30名)
新規患者に関する報告件数の推移(東京都)
6月27日 54名(およそ60名)
7月03日 124名(およそ120名)
7月10日 243名(およおそ240名)
7月17日 不明
そして、今日16日が286名ですから、明日がその倍である400名を超えていても、全くおかしくありません。
コロナに感染する確率は、運ではなく、確率論であり、数学でおおよそ説明できます。抗体を持つ人の割合が都民の割合にくらべて極めて少ないと考えられますので、我々が具体的に7月に入ってからの生活スタイルが、6月までと変わらない限り、例えば、3つの密(3密)を避けて暮らしていく割合が変化しない限り、おおよそこの倍々に増えていくペースは変わらないはずです。むしろこのまま何もせずに減っていくようであれば逆に数字が正確ではない可能性があると感じてしまうくらいです。生活をしていて、正直7月に入ってからの世間の危機感は(私の身の回りにある狭い世界だと)変わらないように感じてしまいます。
このペースでいえば、8月に入る頃には1日の感染者数が1000名を超えてもおかしくはありません。7月24日⇒800名、7月31日⇒1600名・・・十分ありえます。
もちろん、そうならないように、これからの行動が直に感染者数に影響してくるはずです。東京で安心して暮らすために、夜の街、飲み会などの交流、イベント、劇場などの密閉された空間などはできるだけ避けて暮らすようにした方がよいと思います。今はまだ安全なほうでこれからどんどん感染リスクは高まっていくと考えられます。もちろん、重症化率や死亡率については全く触れていませんが、このまま感染者数が増加すれば、医療体制の圧迫なども当然考えられます。
こちらを動画で解説しましたのでぜひご覧ください。
数字で分析すると、いろいろと見えてくる。使っているのは高度な統計分析ではなく、ざっくりとした計算だけです。ぜひ感じていただけたなら幸いです。
<文/堀口智之>