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平均値とは|正しく理解しないと判断を誤る「基本統計量」

「平均年収は○○万円」「平均来店数は○○人」——ニュースやビジネス資料で毎日のように目にする平均値。しかし、平均値を正しく理解しないまま使っている人は意外と多いのです。

平均値とは

平均値(へいきんち)とは、データの合計をデータの個数で割った値のことです。正式には「算術平均」と呼ばれ、データ全体の「真ん中あたり」を表す代表値のひとつです。

平均値 = データの合計 ÷ データの個数

たとえば、5人の月間売上が「80万・90万・100万・110万・120万」なら、平均値は(80+90+100+110+120)÷5=100万円です。

平均値の「落とし穴」

平均値には大きな弱点があります。それは、極端な値(外れ値)に引っ張られやすいということです。

たとえば、同じ5人のチームで1人だけ月間売上が500万円だった場合、平均は(80+90+100+110+500)÷5=176万円になります。しかし、実態としては4人が100万円前後なのに、平均だけ見ると「うちのチームは176万円が普通」と誤解してしまいます。

平均値と中央値の使い分け

こうした外れ値の影響を避けたいとき、よく使われるのが中央値です。データを小さい順に並べたときのちょうど真ん中の値で、外れ値に左右されにくいという特徴があります。

  • 平均値が適している場面:データのばらつきが小さい、外れ値がない
  • 中央値が適している場面:年収・不動産価格など、極端な値が混ざりやすいデータ

ビジネスで平均値を使うときの3つのポイント

  • 平均値だけでなく、最大値・最小値・ばらつきも確認する
  • 「平均値=普通」と思い込まない——平均に該当する人は意外と少ない
  • 外れ値がある場合は、中央値や「外れ値を除いた平均」も併用する

平均値を正しく使いこなせると、数字の見方が変わります

「平均」は最も身近な統計量ですが、正しく理解している人は多くありません。平均値の意味と限界を知るだけで、会議の資料やニュースの数字が、これまでとはまったく違って見えるようになります。

大人の数トレ教室では、平均値・中央値・分散など、ビジネスで必要な統計の基礎を実例とともにお伝えしています。まずはお気軽にご相談ください