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分→時間の小数換算ドリル10問|勤怠と工数を速く出す

窓辺の白い壁に、深緑から薄緑、生成りへと色の変わる正方形の付箋が格子状に貼られ、一枚だけ端がめくれている室内写真

分と時間の換算を、分を時間の小数にする問題と、時間の小数を時・分に戻す問題の2種類に分けて、5問ずつ計10問練習します。勤怠や工数の表では「1時間30分」と「1.5時間」が混ざりやすく、30分を0.3時間と書くような読み違いがそのまま集計に入ります。分は60で繰り上がり、小数は10で繰り上がる、という違いを意識すると取り違えに気づけます。

この記事では、15分刻みの切りのよい時間から5分刻み、1分刻みへと細かくし、最後に時給の計算と複数人の工数の合計を解きます。実際の勤怠の端数処理は、勤務先の就業規則と給与計算の方法を確認してください。問題の金額・人数・日付は、説明用に作成した架空のものです。目安時間は、この記事で置いた練習用のめやすです。

練習の前に:型を1つ

分を時間の小数にするときは、分を60で割ります。暗算では6分=0.1時間を物差しにすると速く、36分なら6分の6つ分で0.6時間、54分なら0.9時間です。時間の小数から戻すときは、整数の部分をそのまま「時間」とし、小数の部分に60を掛けて「分」にします。15分、30分、45分の3つが小数でいくつになるかを先に出しておくと、答えの確かめに使えます。勤怠を月ごとに締める場面では月の長さも関わるため、月の日数を拳で覚える方法も合わせて見直してください。

練習1:分を時間の小数にする(問1〜5)

答えは時間の小数で書いてください。割り切れない問題は、問題文の丸め方に従います。

問1 ある日の残業時間は2時間45分でした。時間の小数で表すと何時間ですか。

問2 工数表に「1時間50分」と書かれた作業があります。小数第3位を四捨五入して、時間の小数で小数第2位まで答えてください。

問3 月曜から水曜の定例会議が、40分、55分、35分でした。3日分の合計を、小数第3位を四捨五入して時間の小数で小数第2位まで答えてください。

問4 出勤9時17分、退勤18時04分、休憩60分の日の勤務時間を、小数第3位を四捨五入して時間の小数で小数第2位まで答えてください。

問5 勤務時間が6時間42分、時給が1,350円の日の給与はいくらですか。勤務時間を時間の小数にしてから計算してください。

練習2:時間の小数を時・分に戻す(問6〜10)

答えは「○時間○分」の形で書いてください。1分未満が出るときは四捨五入します。問7〜問9は、表に丸めた小数しか残っていない場面を想定しています。

問6 ある作業の工数が5.25時間と記録されています。何時間何分ですか。

問7 工数表に、小数第3位を四捨五入した「2.58時間」が書かれています。何時間何分ですか。

問8 月の研修時間の合計が、小数第3位を四捨五入して4.17時間と記録されています。何時間何分ですか。

問9 ある日の勤務時間が8.72時間と表示されています。何時間何分ですか。

問10 4人の作業時間が1.25時間、2.8時間、0.65時間、3.1時間でした。4人の合計は何時間何分ですか。

時間を計る

1問20秒(10問で3分20秒)を目安に始め、2回目以降は1問10秒(10問で1分40秒)まで縮めることを目標にします。

  • 1回目は、6分の物差しで小数を書き出しながら解く
  • 2回目は10問を続けて計り、止まった問題に印を付ける
  • 印を付けた問題だけを、翌日に解き直す

1分刻みの問題は、6分の倍数で近い値を出してから、残りの分を足すと迷いにくくなります。たとえば53分は、48分の0.8時間と5分の約0.08時間に分けて考えます。戻す問題では、答えの分が60未満になっているかを最後に確かめると、小数を分と読んだ誤りに気づけます。1分40秒に届かない日があっても、止まった問題の種類が毎回同じかどうかを見るほうが、次の練習に役立ちます。

解答と解説

丸付けの際は、答えの数字に加えて、分を60で割ったか、小数部分に60を掛けたかも確かめてください。丸めた答えには「約」を付けています。

問1 2.75時間。45÷60=0.75で、2+0.75=2.75です。2時間45分を2.45時間と書くと、0.3時間分ずれます。

問2 約1.83時間。50÷60=0.833…で、四捨五入して0.83、1+0.83=1.83です。1.50時間とするのは、50分をそのまま小数の位に書いた誤りです。

問3 約2.17時間。40+55+35=130分、130÷60=2.166…で2.17です。130分を100で割って1.3時間としないようにします。

問4 約7.78時間。18時04分-9時17分=8時間47分、休憩を引いて7時間47分、47÷60=0.783…で7.78です。04分から17分は引けないので、1時間を60分に崩して64-17=47分とします。

問5 9,045円。42分は6分の7つ分で0.7時間、6.7×1,350=9,045です。6.42×1,350=8,667円とすると、378円少なくなります。

問6 5時間15分。0.25×60=15分です。0.25を25分と読むのは、小数を分と取り違えた答えです。

問7 約2時間35分。0.58×60=34.8で、四捨五入して35分です。2.58を2時間58分と読むと、23分多くなります。

問8 約4時間10分。0.17×60=10.2で、四捨五入して10分です。小数の17を17分と読むと、7分ずれます。

問9 約8時間43分。0.72×60=43.2で、四捨五入して43分です。6分の物差しで0.7時間=42分と見当を付けておくと、桁違いに気づけます。

問10 7時間48分。1.25+2.8+0.65+3.1=7.8時間、0.8×60=48分です。小数のまま足してから戻すと、60で割る計算が1回で済みます。

分と時間の行き来は、大人の数トレ教室の公式LINEから入手できる「計算テクニック65」(無料教材)の「時間換算」の項目でも確かめられます。給与計算の規程を解説した教材ではないため、端数の扱いは勤務先の定めに合わせてください。

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