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昇進試験の数的処理の勉強法|出題範囲の確認と基礎からの練習手順

方眼ノートの上で鉛筆を握る大人の手が線を引き、練り消しや三角定規が脇に置かれた場面を、下描きの線を残して描いた鉛筆デッサン

昇進試験の数的処理を基礎から学ぶには、出題範囲と受験条件を確認し、解けない理由を分け、必要な基礎から練習する順序で進めます。必要な学習内容と準備期間は、試験内容と現在の理解度によって変わります。

この記事では、学習の進め方と、割合を使ったオリジナル練習問題を紹介します。特定企業の昇進試験の過去問や、出題予想ではありません。

1.最初に、自社の試験の条件を確認する

出題分野、試験時間、問題数、出題形式、電卓の可否、利用できる教材を、人事の案内や試験実施者の公式情報で確認します。割合、速さ、確率、表の読み取り、論理的な推論などのうち、何が対象なのかを具体化します。

社内で公開された問題例があれば利用します。非公開の問題を無断で共有してもらうのではなく、利用が認められた範囲で準備してください。範囲が不明な場合は、その不明点を先に問い合わせます。

2.間違いを、四つに分けて記録する

間違えた問題について、「文章から条件を取り出せなかった」「式や図に直せなかった」「計算を誤った」「解けたが時間が足りなかった」を区別します。同じ不正解でも、必要な練習は違います。

例えば、割合の式を覚えていても、どの金額を100%とするかが曖昧なら、式の暗記より基準を説明する練習が必要です。計算だけの誤りなら、途中式、単位、概算による検算を点検します。

練習問題1:20%引きの後、さらに10%引き

1,200円の商品を20%引きにし、値引き後の価格からさらに10%引きにしました。最終価格と、元の価格に対する値引き率はいくらでしょうか。

最初の値引き後は1,200×0.8=960円、次は960×0.9=864円です。元の価格からの値引き額は336円なので、336÷1,200×100=28%引きとなります。

20%と10%を足して30%引きにはなりません。2回目の10%は、元の1,200円ではなく960円を基準にしているからです。倍率で1,200×0.8×0.9と書いても確認できます。

練習問題2:20%引きで1,000円なら、元値はいくら?

元値を100%とすると、1,000円は80%に当たります。したがって、元値は1,000÷0.8=1,250円です。1,000円に20%を足した1,200円ではありません。

検算は1,250×0.8=1,000円です。求める数を出した後、問題の条件へ戻して一致するかを確認します。割合の基礎は割合の解説も参照してください。

練習問題3:比から実際の件数を求める

AとBの件数の比が2対3で、合計が250件だったとします。Aは何件でしょうか。

比の合計は2+3=5なので、Aは250×2÷5=100件、Bは150件です。AとBを足して250件になること、100対150が2対3になることの両方を確かめます。

ここで250×2÷3とすると、全体に対する割合と、A・B同士の比を混同しています。「全体はいくつ分か」を先に言葉で確認してください。

数トレの考え方を、問題演習に使う

数トレが示す、数字を理解して読み解き、活用するという学習方針を、本記事では「基準を書く→式を作る→検算する→言葉で説明する」に応用しています。

例えば値引き問題なら、基準となる価格、残る割合、最終価格を順に書きます。「答えが864円だった」だけで終えず、「なぜ30%引きではないか」まで説明してみます。次に金額や割合を変えた問題で、同じ考え方が使えるかを確認します。

3.残り時間と出題範囲から、学習の順序を決める

最初に、実際に確保できる日数と時間を書きます。例えば2週間なら、前半に基礎と誤りの修正、後半に時間を測った練習を配置する案があります。ただし、これは配分例であって、2週間で合格できるという意味ではありません。

苦手分野だけを無条件に優先せず、出題範囲、配点、現在の理解度、改善に必要な時間を見ます。得意分野でも、条件を読み違えるなら確認が必要です。予定通り進まない場合に備えて、復習と調整の時間を残してください。

4.本番に近い条件で、途中経過を確認する

使える電卓や解答形式、時間配分を試験条件へ合わせます。正答率だけでなく、どの種類の問題で時間がかかったか、分からない問題をどう扱ったかを記録します。出題範囲が異なる問題集の得点を、そのまま本試験の合格可能性へ読み替えないようにします。

数字の基礎を学び直す選択肢として、社会人のための「数字に強い」養成セミナーがあります。ただし、特定の昇進試験の全範囲を網羅する対策講座とは限りません。自社試験の範囲と講座内容を照合して検討してください。

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