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どうやったら数学の勉強を継続できるのか(大人の学習法)

大人になって改めて数字に強くなりたいとき、数学を学ばなくてはいけないとき、どうやったらその勉強を継続できるのでしょうか。

まず、一番シンプルで、大切なことをお話します。

継続することが「快」につながり、やめることが「不快」につながるようにしてあげることです。

煙草を辞められない人を想像してもらうとわかりやすいと思います。タバコは美味しい。そして、やめると吸いたくなってくる。そういう状況を再現してあげるのです。

そのためには、それをやることが好きになることがよいでしょう。数学の勉強が好きでたまらなくなれば、継続を思わずしてしまうようになるでしょう。

しかし、そうはいっても、なかなか好きになれない、数学の勉強を継続できない。という方は多いもの。「最近数学勉強してないからしたくなってきた・・・」なんて思うのは至難の業かもしれませんね(笑)

だからこそ、行動プロセスを分解することで、継続するためのよりよい仕組みを3つ提示したいと思います。

 

数学の勉強を継続できる3つの仕組み

1.数学を学習しやすい環境をつくる

まず、積極的に数学を勉強しやすい環境づくりから始めるとよいでしょう。机の上が汚いままで勉強できるでしょうか。あるいは、自分の好きな趣味の道具がある部屋でいきなり勉強モードになれるでしょうか。仕事帰りはとりあえず、どこかファミレスでもカフェでもどこかに立ち寄る習慣をつくる。そうすれば、余計な情報がほとんどありません。数学の勉強をするほかなくなります。カフェに行くときはスマホを持たないようにする、と決めておけばより勉強に集中できる環境となるでしょう。他、まずは机周りの環境を整える。常に鞄に学びたい数学の本を入れておく。数学の塾に通う。そんな勉強しやすい環境を作ってあげれば継続しやすい大きな一歩となることでしょう。

2.数学を勉強したときのメリットをつくる

数学の勉強をしたらどんな嬉しいことがあるでしょうか。例えば、数学の学習スケジュールを作ってそこに〇をつける。とかどうでしょう。〇が埋まっていけば結構気持ちがよいものです。
また、人から褒められる環境づくりも一つです。数学の学習パートナーなどをつけて学ぶとよいでしょう。(ライザップなんかをイメージしてもらうと、二人三脚で学ぶことのメリットが大いに感じるはずです。)
意外と、自分のために頑張ると人は頑張れないもの。だから、”その人のために頑張ろう”と思えるように仕向けてしまえばよいのです。奥さんや、家族に「褒めてもらう」ために頑張るというのも一つです。
他、メリットを具体的に作ってあげることもシンプルによいでしょう。私自身も学生時代は勉強を90分したら30分はTVゲームをするというご褒美をつくっていました。シンプルな褒美ですが、意外と自分にははまりました。メリットがなければ人は行動しない、というのは人間心理の本質です。

3.数学の勉強しやすいきっかけをつくる

なぜ自分は数学の勉強をする気にならないのか、をリストアップしてみてください。忙しい大人に多いのは、数学の勉強をする前に仕事で疲れて帰ってきてしまい、勉強する気にならない・・・という意見もよく聞きます。であれば、何かを辞めてみるというのはどうでしょうか。それは仕事ではありません(笑)意欲的な方ほど、2つも、3つも趣味を持っていたりするもの。つまり、何か数学を勉強するなら、一つ何かを辞めればバランスが取れます。一度にいろいろなことはできないのが人というものです。他、既にベッドの上にテキストを開いておいておくのも一つですし、勉強する気にならない理由を一つ一つ改善していけば習慣化が見えてきます。

 

以上、この3つの要素を組み合わせて数学を学習する環境を整えてあげてください。数学を好きにならなくても、嫌いなままでも、きっと勉強し続けることができるはずです。ぜひご活用くださいね。

<文/堀口智之>