桁の読み替えを、千円単位・百万円単位の表を実額に直す問題と、1人あたりの金額を出す問題の2種類で、各5問、計10問練習します。表の単位を見落とすと、数字は合っていても桁が3つ、6つとずれます。1人あたりの計算では、億と万が混ざったまま割ると、答えの単位を取り違えやすくなります。会議の資料でも、千円単位の表と百万円単位の表が並ぶことがあります。
この記事では、千円単位だけの表から、千円単位と百万円単位が混ざった資料へ進み、最後に兆と億をまたぐ割り算を解きます。問題の金額・人数・日付は、説明用に作成した架空のものです。目安時間は、この記事で置いた練習用のめやすです。京より大きな単位や、漢数字の読み方の由来は扱いません。
練習の前に:型を1つ
表の数字は、千円単位なら×1,000、百万円単位なら×1,000,000で円に戻します。末尾に0を3つ、または6つ付けてから、下から4桁ずつ万・億で区切ると読めます。たとえば千円単位の3,600は360万円、百万円単位の3,600は36億円です。1人あたりを出すときは、金額を万の単位にそろえてから割ると、億÷万=万の形で答えの単位が決まります。億は0が8つ、万は0が4つなので、割ると0が4つの万が残ります。兆より大きな単位の読み方は、大きな数の単位をまとめた記事で確認できます。
練習1:千円単位・百万円単位を実額に直す(問1〜5)
答えは「億」「万」を使い、3億2,000万円のように書いてください。答えを出したら、表の数字と0の数が合っているかを確かめます。問1〜問3は次の表を使います。
部門別の経費(単位:千円、架空)
人件費 386,000
広告宣伝費 7,250
旅費交通費 940
問1 広告宣伝費の「7,250」は、実額でいくらですか。
問2 旅費交通費の「940」は、実額でいくらですか。
問3 人件費の「386,000」は、実額でいくらですか。
問4・問5と問9は、単位の違う2つの資料を使います。
2つの資料の売上高(架空)
資料X(単位:百万円) 2,480
資料Y(単位:千円) 915,000
問4 資料Xの「2,480」は、実額でいくらですか。
問5 資料Xと資料Yの売上高を合わせると、実額でいくらですか。
練習2:1人あたりを出す(問6〜10)
答えは万円で書いてください。金額を「○万」にそろえてから割る手順で解きます。どの問題も、答えは割り切れる数にしてあります。
問6 売上高8億4,000万円、従業員120人の会社の、1人あたり売上高はいくらですか。
問7 福利厚生費の予算2,280万円を社員60人で割ると、1人あたりいくらですか。
問8 売上高56億円、従業員1,600人の会社の、1人あたり売上高はいくらですか。
問9 資料Xの売上高を、その会社の従業員400人で割ると、1人あたりいくらですか。
問10 売上高1兆2,600億円、従業員4万2,000人の会社の、1人あたり売上高はいくらですか。
時間を計る
1問30秒のペースなら、10問で5分かかります。慣れてきたら1問15秒、10問で2分30秒に縮めることを目標にしてください。
- 1回目は、表の単位に丸を付け、円に直した数を書いてから答える
- 2回目は時間を計り、単位の読み替えを頭の中だけで行う
- 桁を間違えた問題は、0の数を数え直してから翌日に解き直す
1人あたりの問題で止まる場合は、割る前に金額を「○万」の形に書き直す手順を挟むと、どこで桁がずれたかを後から追えます。目安を超えた問題は、単位の読み替えで止まったのか、割り算で止まったのかを分けて記録してください。前者なら練習1を、後者なら練習2を繰り返します。
解答と解説
照らし合わせでは、答えの桁と、途中で円や万に直した数の両方を見てください。表の数字をそのまま答えに書いていないかも確かめます。
問1 725万円。7,250×1,000=7,250,000円で、万で区切ると725万円です。単位を見落として7,250円と読むと、1,000分の1になります。
問2 94万円。940×1,000=940,000円です。3桁の数字でも、千円単位なら円では6桁になります。
問3 3億8,600万円。386,000×1,000=386,000,000円です。末尾から4桁ずつ区切ると、3億と8,600万に分かれます。表の中で最も桁の大きい数なので、読み違えると合計にも大きく響きます。
問4 24億8,000万円。2,480×1,000,000=2,480,000,000円です。百万円単位は、千円単位よりさらに0が3つ多くなります。
問5 33億9,500万円。資料Yは915,000×1,000=9億1,500万円で、24億8,000万円と合わせて33億9,500万円です。単位をそろえずに2,480+915,000と足さないようにします。
問6 700万円。8億4,000万円=84,000万円、84,000÷120=700です。億のまま8.4÷120と割ると、答えの単位が分からなくなります。
問7 38万円。2,280÷60=38です。割る数の0だけを外して2,280÷6とすると、380万円になります。
問8 350万円。56億円=560,000万円、560,000÷1,600=350です。億のまま割ると0.035億円となり、万に直す手間が増えます。
問9 620万円。24億8,000万円=248,000万円、248,000÷400=620です。表の2,480÷400=6.2は6.2百万円のことで、620万円と同じです。
問10 3,000万円。1兆2,600億円=12,600億円で、12,600÷4.2=3,000に億÷万=万を当てはめて3,000万円です。1兆は1万億で、1,000億ではありません。
桁の読み替えは、「計算テクニック65」という無料教材の「大きい数の計算」と「単位の変換」の2つの章でまとめて練習でき、教材は数トレ教室の公式LINEから受け取れます。決算書の読み方を解説した教材ではないので、表の単位は資料ごとに確かめてください。
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