先日、大人の数トレ教室のセミナーに参加いただいているお客様からこんな台詞をいただきました。
「数字も筋トレと同じ。やればできる!」
この言葉を聞くまで、僕は数字が”苦手”なんだと思っていました。でも、それは間違いで”単にやっていないから出来ないだけ”と気づいたのです。
まさにその通り。素晴らしい気づきですね。
筋トレしなきゃ筋肉はつかない
「筋肉をつけたい。」
という友人がもしいたら、あなたはどんなアドバイスをするでしょうか。
たぶん、一択だと思います。
「筋トレをしたほうがよい。」
です。これと同じです。
「数字力をつけたい。」
としたら、「数トレ」です。数字のトレーニングをすれば身に着けることができます。逆に言えば、トレーニングをせずにしてどうやって身に着けたらよいのでしょうか。
もちろん、裏技はあるかもしれません。努力しないで済む方法が。例えば、筋肉や運動神経に電気刺激を与えて筋肉を収縮させ、筋肉を鍛えられることができるEMSと言われるベルトなどの役割のものがあるかも。
しかし、そのEMSもインナーマッスルを鍛えるには優れているようですが、アウターマッスルと言われる表層の筋肉を鍛えるのには少し難点があるようですし、大きく筋肉はつかないとも言われています。
特効薬を探しまわるのではなく、基本に立ち返りましょう。とにかく数字のトレーニングです。数字力を身に着けるには、新たな知識を覚えることではなく、トレーニングを積み重ねることです。筋力トレーニングの方法だけ学んでも筋肉は身につかないのと一緒です。実践がすべてです。
トレーニングといっても辛いものではありません。楽しく学ぶことが必ずできます。
どうやったら数字力が身についたと言えるのか
筋肉がついたかどうかは「見た目」でわかります。
対して、数字力が身に着けたかどうかは「習慣」でわかります。
気づいたら計算する。逆に言えば、この習慣が身につけば、全く数字苦手を気にすることなく、生きれるはずです。
数字力の身に着け方は簡単です。結論、「数トレ」です。あまりに基本ですが、まずは、このマインドセットをきちんとおさえることで、よりよい数字力を身に着ける第一歩を歩めたと言えるでしょう。
<文/堀口智之>