2桁の暗算を、2桁×1桁、2桁×2桁、2桁の割り算、単価×数量の文章題の4種類で5問ずつ、計20問練習します。暗算が止まりやすいのは、繰り上がりを頭の中で抱えたまま次の位へ進む場面です。数を切りのよい部分に分けてから計算すると、抱える数が減ります。
この記事では、25や99、49のように切りのよい数に寄せやすい問題から、分けにくい数へと順に進みます。問題の金額・人数・日付は、説明用に作成した架空のものです。目安時間は、この記事で置いた練習用のめやすです。
練習の前に:型を1つ
型は1つ、掛ける数を、計算しやすい数の足し算か引き算に分けることです。57×8なら、57を50+7と見て400+56=456、60-3と見て480-24=456と出せます。25があれば25×4=100の組を探し、99のように100に近い数は100から引く形にします。割り算も、割られる数を割りやすい数に分けて部分ごとに割ります。暗算の力の考え方は、暗算力の用語解説にまとめられています。
練習1:2桁×1桁(問1〜5)
紙に書かずに、答えだけを出してください。
問1 25×8
問2 49×6
問3 36×7
問4 78×4
問5 67×9
練習2:2桁×2桁(問6〜10)
どちらか一方の数を分けて、部分ごとに掛けてから足し引きしてください。
問6 25×36
問7 48×15
問8 99×23
問9 52×47
問10 38×46
練習3:2桁の割り算(問11〜15)
すべて割り切れます。割られる数を、割りやすい数に分けてください。
問11 96÷4
問12 185÷5
問13 342÷6
問14 375÷15
問15 912÷24
練習4:単価×数量の文章題(問16〜20)
式を頭の中で立て、金額だけを答えてください。
問16 会議用の弁当を1個850円で24個手配します。合計はいくらですか。
問17 資料を1部35円で64部印刷します。印刷代はいくらですか。
問18 1袋72円の緩衝材を55袋買います。代金はいくらですか。
問19 1日1,600円の駐車場を17日使います。駐車場代はいくらですか。
問20 1枚64円の封筒と1枚36円の便箋を、45枚ずつ注文します。合計はいくらですか。
時間を計る
1問15秒で20問、合わせて5分が目安です。2回目以降は1問8秒、全体で2分40秒を目標にします。どちらも練習用のめやすで、制限時間の基準ではありません。
- 1回目は時間を計らず、どう分けたかを小さくメモしながら解く
- 2回目からは20問を通して計り、15秒を超えた問題に印を付ける
- 印の付いた問題だけを、翌日に別の分け方で解き直す
記録は日付と秒数だけを残し、同じ20問を数日おいて解き直すと、どの種類で時間がかかるかが見えてきます。
解答と解説
丸を付けるときは、答えが合っていても、どう分けて計算したかを振り返ってください。
問1 200。8を4×2と見て、25×4=100の2倍です。25を先に4と組ませると、繰り上がりが出ません。
問2 294。50×6-1×6=300-6=294です。引くのは1ではなく、1×6の6です。
問3 252。30×7+6×7=210+42=252です。42の4を十の位に足し忘れないようにします。
問4 312。80×4-2×4=320-8=312です。2だけを引いて318とすると、4倍し忘れています。
問5 603。67×10-67=670-67=603です。670-67の繰り下がりで613としないようにします。
問6 900。36を4×9と見て、25×4×9=100×9=900です。25×30+25×6と分けても同じ答えです。
問7 720。48×10+48×5=480+240=720です。48×5は48×10の半分と考えると速く出ます。
問8 2,277。100×23-1×23=2,300-23=2,277です。1だけを引いて2,299としないようにします。
問9 2,444。50×47+2×47=2,350+94=2,444です。2×47の94を足し忘れやすいところです。
問10 1,748。38×40+38×6=1,520+228=1,748です。分けにくい数は、片方だけを位ごとに分けます。
問11 24。96を80+16と分けて、20+4=24です。80÷4と16÷4を別々に割ります。
問12 37。185を150+35と分けて、30+7=37です。÷5は×2÷10と同じで、370÷10でも出せます。
問13 57。342を300+42と分けて、50+7=57です。300÷6を5としないよう、0の数を確かめます。
問14 25。375を300+75と分けて、20+5=25です。15×25=375と掛け戻すと確かめられます。
問15 38。912を960-48と見て、40-2=38です。24×40=960を先に出すと、分け方が決まります。
問16 20,400円。85×24=85×20+85×4=2,040で、外した0を戻して20,400円です。0の戻し忘れで2,040円としないようにします。
問17 2,240円。35×60+35×4=2,100+140=2,240です。35を2倍した70を使い、70×32としても出せます。
問18 3,960円。72×50+72×5=3,600+360=3,960です。72×5は72×50の10分の1で出せます。
問19 27,200円。16×17=160+112=272で、0を2つ戻して27,200円です。0を1つしか戻さないと2,720円になります。
問20 4,500円。(64+36)×45=100×45=4,500です。枚数が同じなので、単価を先に足すと掛け算が1回で済みます。
毎日の反復には、大人の数トレ教室のLINE公式アカウントで配布している無料教材「百マス計算」が使えます。足し算・引き算・掛け算・余りのある割り算を繰り返す教材で、教材に記載のめやすとして掛け算70秒などの目標タイムが付いているので、この記事の20問と交互に解いてください。
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