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島根県立横田高校にて「統計学」をテーマに講演

2024年2月27日、島根県立横田高等学校にて、統計学の講演を3時間ほどさせていただきました!

テーマは『統計学は役立つ!を学ぶ』

これから推定、検定を本格的に学ぶ高校1年、高校2年の生徒たちの最初の学びの一歩に、が主な目的です。統計学はとにかく新しい用語がいっぱい出てきて、イメージが掴みづらい。

「確率変数って何?」とか。いきなり出てきて圧倒されてしまう。有意水準、棄却、帰無仮説、対立仮説など、訳分からなくなりがちなので、とにかくイメージと具体例で。3時間かけて、ほぼ数式なしで解説しました。

例えば、こんな事例です。

帰無仮説→好きな子は自分のことを好きじゃない
対立仮説→好きな子は自分のことを好き

1日あたりのLINEの件数でそれを判断するという流れです。LINEの件数が多ければ(通常ではありえない件数)きっと好きじゃないですか!

こういった題材は高校生くらいの年ごろは興味持ちますよね。(というか、私が高校生だったら絶対興味あります)話した瞬間は結構シーンとはしてましたが、若干不安にはなりましたが、実際セミナー終了後に、「あの話は絶対に高校生は興味ありますよ。」と先生方からフィードバックいただきました。

そもそもで言えば、日常的に推定、検定で物事を判断していることが多いので、そこと統計学を繋げるような話ですね。

あと、近隣でイノシシがよく出没するとのことでイノシシの話も取り入れました。イノシシの頭数をどうやって推定したらよいか。勘ではなく、実際にすべて捕まえるわけでもなく、ちゃんと推定を使うという発想です。

高校の数学の先生も本格的に統計学を教えていく中で不安があり、いきなりではなくとも、AI、DXなど、様々な理想的教育が叫ばれる中で大変な想いをして教えているのだなと感じました。生徒たちも当たり前のようにタブレットを活用しており、自分が受けてきた教育とは全く違う世界がそこにはありました。

何より島根県の横田高校の生徒さん、先生含めて非常に暖かく歓迎くださり、心より感謝です。島根県の他高校の数学の先生などもお越しくださり、終わった後の出雲和牛もご馳走になり大満足!蕎麦が食べれなかったので次回こそ食べなければ…。(写真はもちろん掲載許可済です)