2020年8月31日～9月12日まで開催された「数学夏祭り」の企画側に今回参画させていただきました。詳しくは「数学夏祭り」のWEBをご覧ください。
２週間平日毎日数学の難問が「数学夏祭りのTwitter」上で出題され、その問題を早く解いた人、拡散した人、解説した人から数名ずつ入賞者が選ばれ、入賞者には、レッドブルのキャンペーンプライズが送られるという企画です。
日本一の数学系youtuberヨビノりたくみさんや、積分サークルも企画参画するというTwitterやyoutubeの中で数学系（おそらく）最大のお祭りとなりました。
詳しい経緯や数字についてなどは、運営側からタイミングで公開されると思いますし、私からは公開できませんが、いくつか感じたことがたくさんありまして、その中でも、「いかに天才がいるか。」を再確認させられました。
超難問を２分で解いてしまう数学猛者
超難問と思われる問題が今回のための和からの先生、山口先生、佐々木先生に「難しい問題」と作成頂いたにも関わらず。わずか２分で解答を送ってくる猛者がいたことはまさに驚くべきことでした。
いかに世の中に数学の才能が溢れている人、優秀な人がいるかがよくわかります。確認したところ、数学オリンピックに出場したことがある、メダルを獲得経験のある人も参加していたようでした。
絶対３０分はかかるであろう、もしかすると、１時間くらいかかるかも・・・と感じた問題ですら、数分で解いてしまうという。
Twitter上での企画で問題のRT数はほぼ毎日１０００を超え、凄まじい勢いでの盛り上がりを見せましたが、やはり、問題を見ていた人も多く、問題を解くのをあきらめていた人も、解くのに挑戦はしたけど、解答を送らなかった人などもたくさんいたことでしょう。
私も現役高校生、大学生でこんな企画を見ていたとしたら、おそらくこっそり参加していたことでしょう。参加すると公言してしまって、入賞できなかったり解答を間違えていたりすると、かなり恥ずかしいからです・・・。そう考えれば、実際解答を送った人の数十倍以上は解こうとし、実際に解いた人は確実にいると思います。
もちろん、現役時代であっても、この問題は２分で解ける気がしません（笑）
競技としての数学の楽しさ
Twitterを見た方限定だったかもしれませんが、今回のようなすべての人を対象として楽しむ数学企画はこれまでなかったのではないでしょうか。なかなか数学の難問を皆で解こう！なんて機会はありません。中にはチームを組んで？問題と解いていたようなグループもいたようでした。
「なんて難しさだ！」「これが解けるの？」「簡単じゃん！」そんな怒号と歓喜の声がWEB上、SNSで飛び交う貴重な企画でした。
ぜひ高校生、大学生には入試や試験などもあるかもしれませんが、思う存分数学を楽しんでいってほしいと思う次第です。もちろん、社会人の方も是非楽しみましょう！
いつの間にか夢中になって解いてしまっていた、実はそんな瞬間が一番楽しかったりするんですよね。
鈴木Pをはじめとした、キャンペーンプライズを用意いただいたRed Bullさん、そして皆さんの力のおかげです。心から感謝します。
＜文／堀口智之＞