12月16日、データセンストークライブにて、「間違いを見つけるための数学的アルゴリズム」を語ります。(参考:データセンストークライブ第28回)
「間違い」が「致命」につながる教育システム
我々は生まれながらにして、「間違い」をできるだけ避けて生きようとしてきました。特に「教育」においては、間違いが致命的なものに直結するような仕組みとなっていました。
ちょっとした計算ミスによる間違いは、0点になりました。つまり、何も問題を解かなかったものと同じです。これは実に不思議です。なぜなら、答えをできる限り導いた人と、全く導いていない人であれば、やはり導いた人の方が良さそうな気がするのですが、そういうことでもないのです。
たしかに大人になってから、一つのミスが致命的なものにつながる場面もたしかにあります。がしかし、一つのミスが致命的なものにつながるという場面をつくっていること自体が「間違い」であることに気がつくというのがよりよい仕組みの在り方です。たった一つの間違いでダメになるような仕組み自体がダメなのです。
高所作業をする人が足を踏み外したら落ちてしまうのであれば、命がいくつあっても足りません。だからこそ、命綱があるのです。命綱がそのミスを帳消しにしてくれるのです。
これは、様々なところに仕組みとして組み込んでいく必要があります。ミスを見つけ出す仕組みをいかにつくるかは非常に重要な問題です。
間違いを見つける数学的思考とは
今回のトークライブでは、間違いを見つけ出す数学的な仕組みをお話ししていきたいと思います。ぜひ「間違い」と適切に向き合うためのヒントを得てください。
事務、経理の方、プログラマ、ITエンジニアの方だけでなく、数字力を高めていきたい方、数学的な思考を手に入れたい方など、様々な方が数字を楽しく学べる内容になっています。
ぜひお楽しみください。
■内容
・「間違い」の種類と種類別対応方法
・数学的アルゴリズムで間違いを発見する
・誤り訂正符号理論を算数から解説する
・昔のパソコンはなぜフリーズすることが多かったか
イベント情報は詳しくはこちら⇒ 「データセンストークライブ第28回」
<文/堀口智之>