「Nizi project」ってご存知ですか?
韓国のJYPエンターテイメントとソニーミュージックによるプロジェクトで、ガールズアイドルを創るためのオーディションからのドキュメンタリーとしてHuluや「スッキリ」などの朝の情報番組で放送されて有名になりました。
最終順位上位9名が「NiziU」として、2020年秋にデビューすることになっています。
オーディションの数字力
こういったアイドルグループをつくる上で大切なのは、「オーディション」という手段です。たくさんの人数を集めてオーディションを開催するのですが、このオーディションは企業における人事、面接のようなものかと思います。「とてもいい!」と思うような個性がある人でも、ある一定の行動や社会人としての基礎力がなければやはり受からないものです。
特に今回の「Nizi project」のようなグループだと「ダンス」、「ボーカル」、「スター性」、「人柄」、4つの軸のすべてが高いレベルでできないと合格できない、かつ、今回のコンセプトに合うようなメンバーでないと合格できないのです。だからこそ、非常に厳しい合格率になっています。
なんとその率「約0.1%」になります。これは、1000人中1人ということです。
1000人といったら私の高校のときの全校生徒の人数よりも多い。しかも全員がアイドル志望になっているので、一人ひとりがそれなりに高いレベルを持っていることでしょう。
具体的には、1万人がまず応募したそうです。その中で最後合格したのが9人となっています。
AKB48のオーディションの合格率と比べてみる
日本で最も有名なアイドルグループといえば、やはりAKB48ですよね。年代によってはモーニング娘。という方もいるかもしれませんが(笑)
オープニングメンバーを募集をしていたのが2005年。そこでは約8000人が応募して、最終審査で24名が合格したということです。つまり、合格率は0.3%程度となり、Niziprojectよりも3倍も合格しやすかったということになります。
約300人中1人程度になります。
もちろん、コンセプトも違いますし、募集時期も違います。しかし、同じ初期メンバーを募集することの率としては多少参考になるでのはないでしょうか。
AKBオープニングメンバーオーディション
AKB48のオーディション(wikipedia) より引用
応募期間:2005年7月 – 9月30日
一次審査:応募数7,924名[3]
二次審査:合格者45名[4]
最終審査(2005年10月30日):合格者24名
ということで、今回はオーディションからの合格率を計算してみました。ちょっとしたことに溢れる数字から割り算を活用して社会を数字で分析する視点を増やしていくとよいでしょう!
参考サイト
個人的な感想などは、こちらで熱く語っています。
[NiziProject]デビューからメンバー選びを数学で解説してみた