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数字に強くなるただ一つの方法

数字に強くなる唯一の方法。それは、数字のトレーニングです。

やり方はシンプルで、「毎日、様々なグラフや数字読み取り、すぐに計算をする」という訓練を行っていくのです。

数字トレーニングとは、計算が「わかる」ことではなく、「できる」ようにする試みです。できれば、「できる」だけではなく、「無意識でもできる」くらいまで計算力を高めていくことが必要です。

大切なこととしては、計算を学んだからといっていくらたっても計算は強くなりません。なぜなら、使えるようにならないといけないからです。さらに、筆算も同じです。筆算のやり方をしっかり学んでも日常的に計算できるようにはなりません。

しかし、筆算を暗算になるように日々練習を積み重ねていけば学びの意味が出てきます。

 

まずは自信を身に着ける

数字に苦手意識の強い方は、まずはゆっくり自分のできることから学び始めるとよいと思います。できないところを学ぶのではなく、できるところから学ぶこと。なぜか。

同じことを2重に学んでいけば、わかることが当然たくさんあるからです。解ける問題をたくさん解けば、自信になります。この自信が大切です。数学の問題を解くに、自信を得ることがまず大切です。

「答え合わせをしないと気が済まない・・・」という癖は大人になったら少しとってあげる必要があります。なぜなら、大人の計算は、誰も答えを教えてくれないからです。だから必要なのは、トレーニングです。

「合っているかも。」「合っていないかも。」そういった数字の計算における感覚はトレーニングで身に着けていくしかありません。

もちろん、できない問題をできるようにすることは大切なことですが、当たり前のことを当たり前にやれることがまずは最初のステップです。何かとっておきの方法を欲しいのが人ですが、実は身に着けていくステップは非常に地味です。

 

超短期で身に着ける練習法は、ない

超短期で身に着ける練習法がもしあるとしたら、すぐに皆数字が得意になっているし、そもそも数学を10年以上時間をかけて学ぶ必要すらありません。

短期でダイエットする人は、リバウンドもきっとあると容易に想像できるように、できるだけゆっくりと時間をかけて体重を少しずつ減らしていくのです。

毎年のように、「〇〇ダイエット」が流行るのは、楽する方法、近道を知りたいからです。しかし、秘訣はシンプル。摂取カロリーと消費カロリーの不等号を逆にすればよい。そのために食事制限と運動の大切さがあるのです。たったそれだけですが、近道を知りたがる気持ちはよくわかります。あったら私も知りたいです(笑)

学問を身に着けていくこと、体得していくことにはそもそも時間がかかることが前提です。

「1か月」だけで・・とかなかなかどうにかするのは難しくあります。もちろん、特定の計算だけトレーニングすることで、仕事の具体的シーンのみで習得するという方向性はありますが、客観的に「数字に強い人になる」うえで、数字に強くなる近道はないこと。日々の数字トレーニングの大切さを今回はお伝えさせていただきました。

<文/堀口智之>