ビジネス数学検定
「数学」の検定と言えば、数学検定ですが、その数学を日常やビジネスで活用できる数学の問題が出題される検定が、ビジネス数学検定になります。
数学の考え方は日常の中でどこで活用されているのか?その答えは「ビジネス数学検定」で見えてくると思います。様々な数学の考え方がこちらの検定の問題に使われています。ただ、数学の高度な問題を活用しているのではなく、どちらかと言えば、その数学的思考の要素、数字を用いて、論理的に使いこなすかどうかが求められる検定だと思います。数字が使える人材かどうかを見極めている企業様もいらっしゃるようです。
私の友人やお客様も受験にしていますし、1級を取っている方もいます。
ビジネス数学検定に必要な5つの力
ビジネス数学検定では、ビジネス数学力を構成するのは5つの力としており、「把握力」「分析力」「選択力」「予測力」「表現力」それぞれの力を必要とされる問題が出題されます。
- 「把握力」では、平均や集合の考え方をが必要とされる問題が出題されます。
- 「分析力」では、割合の計算法やざっくり計算する概算法、為替の計算や金利の考え方が求められます。
- 「選択力」では、重みづけ評価や期待値の活用が必要です。
- 「予測力」では、スケジュール管理や移動平均を求める必要があります。
- 「表現力」では、棒グラフ、折れ線グラフの使い方、それぞれのグラフ表現の工夫など読み取る力や表現の力が必要とされます。
それぞれの級で求められるレベル
ビジネス数学検定3級
新入社員や学生が受験するレベルです。新入社員として働く前に受験すると、ある一定の数的能力があることが証明できるでしょう。
ビジネス数学検定2級
入社3~5年の社員が受験するレベルです。一般常識も増え、社会で何が起こっているのか少しずつ理解し、さらに深いレベルで数字を活かしていこうと思ったらこの2級になります。3級と比べてぐっと難易度が高くなる印象です。
ビジネス数学検定1級
経営層・管理職向けです。2級を合格してさらに上を目指す方に!
受験者数は年々増えているようで、年間数千人いるとか。個別指導のときにお客様によっては、こちらの問題を使用しながら、数字に強くなったり、数的思考力を鍛えたりする良い題材として使わせていただくこともあります。
ご興味あればぜひ受験してみてください。