8月終わりとなりましたが、まだまだ暑い。
わずか1キロの距離でも、タクシーを使わざるを得ないくらいの暑さですね。汗だくになってもよいのであればよいのですが、講義や打ち合わせにいくのに、汗だくになって心配されても微妙なところ。
つい先日、ちょっとしたタクシー移動をしたときに運転手さんから、
「わずかすぐそこ、2、300mくらいでもタクシーに乗る人結構います。」
とのこと。でも、気持ちはよくわかります。歩きたくないですよね。
気温35度の猛暑。皆さんは、徒歩何分以上だったら、タクシーを使いますか?
不快指数の数式を見ていく
実は、人の感じる暑さを客観的に表すものとして、「不快指数」という指標あり、気温と湿度から算出される人間の不快の度合いを数字で示したものになります。
数式も出しておきます。
不快指数=0.81×温度十0.01×湿度(0.99×温度-14.3)+46.3
不快指数算出の数式
湿度が数式に入っているため難しいようですが、湿度50%と置いてみるとわかりやすいと思います。
不快指数=1.305×温度+39.15
湿度が50%と仮定したときの不快指数の数式
となります。もちろん、元の数式でもエクセルに入力すれば簡単に算出できますが、湿度がある程度固定化してしまえば、頑張れば暗算でも不快指数を算出することができそうです。もちろん、暑さは体感的なものであり、主観ではありますが。
参考として、不快指数75以上の日数を不快日数と呼び、不快指数85で93%の人が蒸し暑さのため不快感を感じるようです。
不快指数75を超えるのは、湿度50%だと、気温28度。確かに、75を超えるとき、つまり気温28度で湿度50%ならよほど換気の良い場所じゃないとクーラーはつけたくなるかも。
そして、不快指数85を超えるのは気温36度です。さすがに、気温と体温が一緒になれば、不快でしょう・・・。水分補給や空調による調整などよほど暑さ対策をやらない限り熱中症などで倒れる人が出そうです。そう考えたら、不快指数85以上は、人間の限界と考えてもよいと思います。
このように、不快指数75~85を一つの目安と考えるのはよいと思います。
もちろん、不快指数の考え方は、あくまで、気温と湿度だけではあるので、風や草木の存在、コンクリートに囲まれている状況など、周囲の環境によって変わってくるので、不快指数だけが必ず人間の不快感を示すわけではありませんが、参考にしておくとよさそうです。
個人的な不快指数の印象
最初の話の続きではありますが、不快指数85のとき、私は徒歩10分を超えるならタクシーを使っちゃいそうです・・・。10分も歩くと、余計な体力を使ってしまい、経験上、その日の仕事に支障をきたすことが多い気がします。ただでさえ夏はパフォーマンスが落ちるので、なるべく疲労をためたくないのが正直なところ。
でも、不快指数75なら、徒歩20~30分くらいでしょうか?あまり関係なく歩いてしまうと思います。どちらかと言えば、暑さよりは、歩きの時間とタクシーの時間の時間への投資効率性を考えてしまいそうです。
スポーツのあとのさわやかな汗ではなく、ただ暑いだけの汗はこの季節でどうしても向き合っていかなければいけないところ。
不快指数を自分自身の感覚に照らし合わせるのも面白いですし、自社のサービスの考え方に取り入れてみることなども面白いかもしれません。不快指数が上がると、●●が売れる!なんていう相関関係が見つかるかも。