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計算ドリルの問題を解くときに気を付けたいたった一つのこと

「実は、〇〇という学習塾に通っていたけど挫折した。」

大人も通えるその塾に通っていたという方からご相談がよくきます。

「計算」ばかりさせる学習塾です。計算問題をたくさん、たくさん解く塾なのです。その塾に通っていたにも関わらず、こちらの数トレ教室、数学教室に学びにお越しになるのです。

なぜ挫折するか。その理由はシンプルです。それは、計算ばかりしているからです。

一見すれば、計算すればするほど数字が得意になっていくように見えます。でも、計算だけをしていてもいくらたっても数字に強くなることはありません。なぜなら、アルゴリズムで解いているだけだからです。

アルゴリズム(algorithm)とは、答えを導くための仕組みのことです。仕組みをひたすら実践しているだけです。答えを出すための仕組みを使いこなす練習をやって身につくことは、公式を使うのが速くなる。その問題を解けるようになる。それだけなのです。

・・・しかし、あえて言いたいことがあります。それでも、数字トレーニングは大切なのです。

 

誰よりも練習したバスケ部で3年間で総試合出場時間5分

私は中学時代にバスケットボール部に所属して誰よりも練習したと誇れるくらい練習しました。しかし、結果は全くだめ。全然自分のバスケの実力が高くなることはありませんでした。

何をやったか。私は、ひたすらドリブルの練習をしました。1日最低でも30分です。多い時には2時間、ひたすらドリブルの練習をしました。もちろん、この他にバスケ部の練習は当然していました。

しかし、結果は全く強くなることはありませんでした。試合では全くドリブルの実力を発揮することなく終わりました。総試合出場時間も5分です。声を出す応援がひたすらうまくなるだけでした。

「ドリブルだけを練習すれば、バスケがうまくなる!」なんてことはなかったのです。ドリブルがうまくなっただけであって、バスケはうまくなりませんでした。

もちろん、練習量は大事した。でも、それ以上に何をやるかを意識しなくてはいけません。計算も同じです。計算ばかりでは、計算だけが強くなるだけです。

 

計算ドリルをやるなら気を付けてほしいたった一つのこと

数字に強くなるために、計算ドリルをこなすのであれば、気を付けてほしいことがあります。

それは、その問題の具体的なイメージを頭の中に持ちながら解くということです。これはとても大切です。今自分が何の計算をしているのか、何が求めたいのか、その一つ一つを想像しながら計算するのです。、

なぜかと言えば、数字に強くなることが目的だからです。具体的にその計算を日常や仕事の中での具体的な場面に置き換えて使えなければ意味がありません。“使いこなす”とは、日常的に、習慣的に計算を行うことができるようになることです。

そのために、意識的に計算トレーニングをしなければいけないのです。意識的にやるとは、この計算の意味は何か。どんな量を具体的に計算しているのか。何が求めたい計算なのか。

すべて、計算ドリルをやるときは考えながら行うことが大切です。

とあるお勧めの計算練習ドリルをお客様に紹介し、2週間後、すべて問題をやっていただいたあとの一言。

「うーん、すべて解いたんですけど、わかりませんでした。」

つまり、どういう意味かと言えば、解けるというのは、理解には直結していないということです。

何がわからないかと言えば、意味がわかっていない。問題と現実がうまくマッチしていないのです。もちろん、計算そのものには価値はある。でも、それだけなら意味がない。計算が何をもたらしているのか、その一つ一つの計算の仕組みを理解し、すぐに使いこなせるようになること。

計算ドリルをこれから買う予定がある。計算ドリルをこれからやる方へ。既に始めた方も。ぜひ意識していただけたら幸いです。

<文/堀口智之>