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コロナワクチンの危険性の報道で心揺さぶられないために

ワクチンの危険性について、報道されています。
見ていて、非常に悲しくなりました。

引用:国内ワクチン 新たに”副反応疑い”報告

なぜこれがニュースになるのか・・・。副反応の疑いがあっただけでニュースになるという。

現在、1万1934人が接種を受けて、ようやく3例目というびっくりするくらい副反応が少ないワクチンです。

そもそも、副反応(副作用)が完全にないワクチンはありません。通常100万人に1人(今回のワクチンは約10万人に1人のようです。)にアナフィラキシーショックの症状が現れると言われています。

というか常に、リスクに晒されているのが我々です。リスクがないこと自体がありえません。アレルギーなどを考えれば、容易に理解できるかと思います。パンや卵ですら食べると毒になってしまう人もいます。

 

ワクチン接種の方が600倍安全

海外、アメリカの例によると、ワクチンの死亡率はどうやら3万分の1程度となる可能性が指摘されています。(ただ、不明瞭な数字ではあるので、あくまで参考値となります。)(参考:ワクチン接種後に死亡 0.003% 米国内で1170件 CDC「関連があるとは認められないが、引き続き調査」

もし、これが正しいとすれば、これから日本でワクチンを人口の半分の方が接種(つまり6000万人程度)すると考えると、約0.003%、つまり、これから接種を進めていけば1800人くらいの方が亡くなる可能性があります。これはあくまで可能性の話です。

たった一人でももし死亡する方が出てくればまたニュースが取り上げられ、大きく報道されるでしょう。

「ワクチン反対!」と声が上がると思います。

しかし、既にコロナウイルスによって約7000人の方が既に亡くなっている事実を忘れてはいけません。ワクチンを使わなければもっと多くの方の犠牲が出てしまう可能性があります。

それこそ、北海道大学の西浦博先生が2020年4月に最大42万人の方が新型コロナウイルスによってなくなる可能性があると試算をしましたが、これも日本の今の広まり具合だからこの人数になっていないだけで、十分被害が出る可能性も考えられると私は思っています。実際にアメリカのコロナによる死者数は50万人を超えています

「日本人はコロナに強いから大丈夫じゃないですか?」

とお客様に聞かれたこともありますが、感染が判明した方のうち、1.7%の方が亡くなっています。決して低い確率ではありません。そして、第3波が起こるまでは確かに「日本はあまり広まらないかも?」なんて思っていた方が多かったかもしれませんが、やはり第3波の波から見る様に、感染拡大における基準を守らなければ感染は大きく拡大することが国内でも十分起こりえることはわかったかとは思います。

ちなみに相対的に比較すれば、今わかっている数字でも、ワクチンを接種する方がコロナにかかるより600倍近い安全性があります。それくらいワクチンは安全なのです。(単純に死亡率だけの比較で、ワクチン接種による有効性などは考慮していませんのでご注意ください。)

ぜひこれからのワクチン接種に合理的な、冷静な判断が行われるように。確率的思考を広めるべく、大人向け教育を頑張っていきたいと思います。

尚、「ワクチンはいつ受けれるの?」その接種の優先順位。ワクチンの接種時期や、安全性などは、こちらの厚生労働省のページをご参考いただけたらと思います。まとめて記載されています。ご参考ください。

参考:新型コロナワクチンについて-厚生労働省

<文/堀口智之>