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フェルミ推定の神髄

先日、「フェルミ推定とは」という記事を書きました。まだ読んでいない方はぜひそちらからご確認ください。

さっそく、フェルミ推定の神髄を語っていきましょう。

 

フェルミ推定の神髄とは

フェルミ推定とは、おおよそわかってない量を求めるのに、わかっている情報から推論していく手法のことです。最近では、就職・転職試験対策で必要性に迫られて学ぶ&面接対策として学んでいる方が多く、本来の目的を見失っていると感じています。

こう、思うのです。

「ジャンボジェット機の中にゴルフボールを何個積めるか?」を計算したところでジャンボジェット機の中にゴルフボールを積む機会は人生で一度もないと。

もちろん、そこに至る論理は非常に大切です。論理を積み上げていくこと自体は素晴らしい。しかし、意味がわかない問題を解かされることほどつらいものはありません。(試験自体はすべて意味が分からない問題と言ってしまえばそうなのですが。)常に、何のための学びであるかがわかることが好ましいのです。

本来、フェルミ推定は就職・転職試験のための道具ではありません。よくわからない量を概算する力が養われることに意味があります。フェルミ推定は活用できてこそ、本来の力を発揮するのです。

逆に、試験対策だけフェルミ推定を学ぶのではもったいないです。フェルミ推定は、活用しなければ意味がありません。特に我々はすべての情報が開示されているわけではありません。開示されている情報のみから、開示されていない情報を理解し、分析し、行動に結びつける必要があるのです。

 

どのようにフェルミ推定を活用するか

例えば、私は、フェルミ推定をニュースを聞きながら、フェルミ推定をしています。

「交通事故で1000台の車が渋滞。」

おおよそ規模感がフェルミ推定によってつかめます。一台あたりのスペースを掛け算するだけです。

「限定3000個発売。」

売上の規模感がわかるだけでなく、その販売する企業の事業規模と比較することで、限定個数を販売する意味が具体的にわかります。

他、新規事業を考えるときにも使いますし、人との会話でも使います。じっくり一人で考えたいときにもフェルミ推定を用いています。自社や他社の決算書(有価証券報告書など)を読み込んだりするときも使っています。あらゆる情報が介入するところにフェルミ推定があります。

「その情報が意味すること」を把握し、活用するために、フェルミ推定をどんどん日常的に行っていくのです。

就職のためのフェルミ推定ではなく、転職したいからフェルミ推定を行うのではなく、数字に強くなることを目的にフェルミ推定を学んで欲しいと心より思っております。

私が講師を行っているフェルミ推定を具体的に学べるセミナーはこちらがオススメです。⇒『数字トレーニング基礎セミナー』

少しでも参考になったなら何よりです。

<文/堀口智之>