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数字に強いマーケターになるための数学4選

数字に弱いマーケティングから、「数字に強いマーケティング」にするために必要な数字力や数学力とはどのようなものでしょうか。数字に強い、つまり、数字で判断するためのマーケティングになるために必要な絶対に抑えておきたい4つの数学の分野をご紹介していきたいと思います。

あくまで今回ご紹介するものは基礎中の基礎です。高度な内容になればいくらでも必要な数学知識や数学的思考の幅はぐっと広がりますが、下記だけで十分実践で活用できると思います。数字に苦手な方はぜひ参考にしてみてください。

 

割合

まず、絶対に知っておきたい小学校算数で学ぶ割合、比率です。間違いなく重要です。小さい数の表現方法としてパーセントという記号も覚えておきましょう。なぜならマーケティングは、数字の宝庫ですが、その出てくる数字を比較をしなければいけません。比較には、割り算が必要です。マーケティングで使われる、コンバージョン率、購入率、直帰率、来店率など、様々な「率」が出てきます。算数の中でもとびきり重要な分野です。

大きな数

マーケテイングを行う際に、市場規模の算出とか大きな数が出てきます。数千くらいならまだイメージできるかもしれませんが、数十万、数百万を超えるインプレッション数など表示回数が出てきます。10万ならどうなのか、100万ならどうなのか、それぞれの回数における「意味」を把握することがより的確な集客につながることでしょう。

平均

大量のデータがある中で、それらをどう見ていくべきなのか。必要なのは、代表値と呼ばれる、平均値を求めることです。すべてのデータを足してそのデータの個数で割ることで求めることができます。他にも中央値や最頻値などもありますが、まずは、平均をきちんと抑えていくことが非常に大切です。他にも因果関係と相関関係の違いを学んだり、統計的に有意とはどういうことか学んだり、その先の統計学の知識を学ぶことで、より効果的なマーケティングを行うこおができるでしょう。

グラフの表現・読み解き

たくさんのデータをどう扱うか、まず、グラフ化する力が求められます。いかに表現すれば人に伝わるのか。人の心を動かすグラフをつくる力。そして、それをより適正に読み解く力が求められます。円グラフや棒グラフ、折れ線グラフをつくれば、自分の都合のいい結果だけ魅せられてしまうというデメリットもあることから、その数字の裏をきちんと疑えるか。表面的に見える数字ではなく、構造の中で数字を確かめていく作業が必要となります。

 

以上、最低知っておきたい4つの数学的知識についてお伝えしました。

数字を無視するのではなく、かといって、惑わされることなく、きちんと数字を扱っていくために、数学の知識や数字の知識を高めていくことが必要となります。

<文/堀口智之>