さて、新型コロナ。
本格的にいよいよ「やばい」と言えるようになってきました。
これは喜ばしいことではありません。
今までは、想像だけでの恐怖でした。
「感染するかもしれない。やばい”かもしれない”。」
しかし、今は、「本当にやばい。」と言えるようになってきたと思います。
本日2021年1月7日、東京で1日2447人の感染が確認されました。これが1週間続けば17000人。1か月続けば7万人を超える方の感染が見つかる計算です。
何が具体的にやばいのか。3つ提示します。
3つのやばいこと
1.医療崩壊と隣り合わせ
新型コロナは医療機関のリソースを多くとられます。本当の緊急性の高い人を救えない可能性が出てきます。日本医師会の記者会見でも様子がわかりますし、(真偽はわかりませんが)Twitterでも医療崩壊が現場で起きていると訴える医療従事者も見られます。
2.インフルエンザを超えた
1か月7万人が感染すれば、およそ1.5%の死亡率であることが過去のデータからわかっているので、1000人を超える方が亡くなります。これはインフルエンザ並み、それを超える死者数になってきます。これが数か月続けば・・・、想像ではなく、最も驚異的である“実質的な”感染症の一つになるでしょう。
3.指数関数的に増加に入ってしまっている(可能性)
これが最もやばいことです。なぜなら、指数関数に入れば、すぐに5000人、1万人になってしまうことでしょう。
ただ、わからないのは、ちょうど2週間前のクリスマスなどのイベントや、1週間前の正月での帰省が影響している可能性です。たまたま大きな感染者数になってしまったということもあるでしょう。体調は悪かったのだが、年末年始で医療機関で受診できなかった可能性もあります。
これまでの増加の具合を見てみれば決して大きな指数関数的な増加ではありません。「今日の感染者数は一次的なものであるのでは?」と捉えることもできるでしょう。ただ、直近2か月は増加傾向であることは間違いがありません。注視が必要です。
なかなか年末年始からセミナーをたくさん開催させていただいており、なかなかブログを更新する機会がないのですが、重要な側面に来てしまったように感じたので、更新させていただきました。
大切なことはたった一つです。原因が変わらなければ、結果は決して変わることがありません。本日発出される緊急事態宣言が行動を替え、実質的に感染者数の抑制につながることを願ってやみません。
<文/堀口智之>