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税込・税抜の暗算ドリル15問|10%と8%を往復する

生成りの紙に深緑の四角いゴム印が二列に押され、一つだけ赤茶の印が混じり、手前に木の柄の印とスタンプ台が置かれた写真

消費税の計算を、税抜から税込、税込から税抜、10%と8%が混ざった請求書の3種類で5問ずつ、計15問練習します。税抜から税込へは1.1を掛けますが、税込から税抜へ戻すときに10%を引くと、元の金額より小さくなります。請求書では、1円未満をどの段階で切り捨てるかによって、合計が1円単位でずれることがあります。

この記事では、100円単位の切りのよい金額から端数のある金額へ進み、最後に請求書の検算を行います。問題の金額・人数・日付は、説明用に作成した架空のものです。目安時間は、この記事で置いた練習用のめやすです。実際の請求書の端数処理は、発行元の方針と国税庁の案内を確認してください。

練習の前に:型を1つ

税込は税抜×1.1で、税率8%なら税抜×1.08で出します。税抜に戻すときは、税込÷1.1(8%なら÷1.08)です。×0.9や×0.92では戻りません。1.1×0.9=0.99なので、×0.9で戻すと元の金額の99%にしかならないためです。暗算の手順は、×1.1で税込金額を求める方法と税込から税抜金額を計算する方法で確認してから始めてください。

練習1:税抜から税込を出す(問1〜5)

税込金額を答えてください。1円未満が出るときは切り捨てます。

問1 税抜800円の文具(税率10%)の税込金額はいくらですか。

問2 税抜3,200円の品物(税率8%)の税込金額はいくらですか。

問3 税抜4,780円の備品(税率10%)の税込金額はいくらですか。

問4 税抜1,365円の品物(税率8%)の税込金額はいくらですか。1円未満は切り捨てます。

問5 税抜7,618円の消耗品(税率10%)の税込金額はいくらですか。1円未満は切り捨てます。

練習2:税込から税抜に戻す(問6〜10)

税込金額から税抜金額に戻してください。この練習の金額は、すべて割り切れます。

問6 税込1,650円(税率10%)の税抜金額はいくらですか。

問7 税込540円(税率8%)の税抜金額はいくらですか。

問8 税込7,040円(税率10%)の税抜金額はいくらですか。

問9 税込3,888円(税率8%)の税抜金額はいくらですか。

問10 税込21,600円(税率8%)の税抜金額はいくらですか。また、×0.92で戻した金額とは何円違いますか。

練習3:10%と8%が混ざった請求書(問11〜15)

次の請求書の明細を使います。消費税の1円未満は切り捨ててください。

請求書の明細(架空、税抜金額)
品目A 税率10% 3,480円
品目B 税率10% 1,265円
品目C 税率8% 2,137円
品目D 税率8% 947円
品目E 税率10% 5,927円

問11 税率10%の品目の、税抜金額の合計はいくらですか。

問12 税率10%の品目の合計に対する消費税はいくらですか。

問13 税率8%の品目の税抜金額の合計と、それに対する消費税をそれぞれ答えてください。

問14 税率ごとに合計してから消費税を出した場合、請求書の税込合計はいくらですか。

問15 品目ごとに消費税を出して1円未満を切り捨ててから足した場合、税込合計はいくらですか。問14の合計との差も答えてください。

時間を計る

練習1・練習2の目安は1問30秒で、2回目以降は1問15秒を目標にします。練習3は計算の量が多いため1問60秒、2回目以降は1問30秒です。15問を通すと、1回目は10分、2回目以降は5分がめやすになります。

1回目は、問題ごとに税率を丸で囲んでから解き、10%と8%を取り違えていないかを確かめてください。2回目は時間を計り、練習3では税率ごとの小計をメモしてから先へ進みます。間違えた問題は翌日に解き直し、同じ所で止まるかどうかを見ます。

解答と解説

答え合わせでは、税込と税抜のどちらを求めたかと、切り捨てた位置も見比べてください。

問1 880円。800×1.1=880です。税額の80円だけを答えないよう、求めるのが税込金額であることを確かめます。

問2 3,456円。3,200×1.08=3,456です。8%の問題で×1.1を使うと3,520円になります。

問3 5,258円。4,780×1.1=5,258です。1割の478円を47.8円と取り違えると、桁がずれます。

問4 1,474円。1,365×1.08=1,474.2で、1円未満を切り捨てます。1,365円の8%は109.2円で、10.92円と桁を取り違えやすいところです。

問5 8,379円。7,618×1.1=8,379.8で、1円未満を切り捨てて8,379円です。四捨五入すると8,380円になり、指定と合いません。

問6 1,500円。1,650÷1.1=1,500です。1,650×0.9=1,485円は、元の金額より15円少なくなります。

問7 500円。540÷1.08=500です。540円から8%の43.2円を引くと496.8円となり、元に戻りません。

問8 6,400円。7,040÷1.1=6,400です。税額7,040-6,400=640円が、税込ではなく税抜の1割になっていることで検算できます。

問9 3,600円。3,888÷1.08=3,600です。÷1.1で戻すと約3,535円となり、税率を取り違えた値です。

問10 20,000円、差は128円。21,600÷1.08=20,000です。21,600×0.92=19,872円なので、20,000-19,872=128円少なくなります。

問11 10,672円。3,480+1,265+5,927=10,672です。先に税率ごとに分けておくと、8%の品目を混ぜずに済みます。

問12 1,067円。10,672×0.1=1,067.2で、1円未満を切り捨てます。1.1を掛けた11,739円は税込の小計で、消費税ではありません。

問13 税抜合計3,084円、消費税246円。2,137+947=3,084、3,084×0.08=246.72で、切り捨てて246円です。0.08を0.8と打つと2,467.2円となり、桁がずれます。

問14 15,069円。10%分は10,672+1,067=11,739円、8%分は3,084+246=3,330円で、11,739+3,330=15,069円です。税抜合計の13,756円にまとめて1.1を掛けないようにします。

問15 15,067円、差は2円。品目ごとの消費税はA348円、B126円、C170円、D75円、E592円で合計1,311円、13,756+1,311=15,067円です。切り捨てる回数が増えた分だけ小さくなり、問14の15,069円より2円少なくなります。

÷1.1を掛け算に置き換える考え方は、無料教材「計算テクニック65」のうち、÷11と×9.1%のような組を並べた割合の速算表(パートナーナンバー)で確かめられ、教材は大人の数トレ教室の公式LINEから届きます。税務の判断を示すものではないため、請求書の書き方は発行元の方針に従ってください。

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